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魔術師クノンは見えている
2021年から掲載が始まったので、WEB小説としては最近の作品。
書籍化とコミカライズがされており、書籍は六巻、コミカライズは五巻まで出版されている。
アニメ化も決定している。
作品概要
2022年の小説家になろう年間ランキングで総合1位になった人気作。
人生とは、たった一言で全てが変わることがある。
「英雄の傷跡」と呼ばれる呪いを受け、視覚を失って生まれたクノン・グリオン。
視界どころか生きる意味さえ見えない彼は、無気力な幼少期を送っていた。
そんなある日、身体に水の紋章が浮かび上がり、魔力があることが判明する。
だからどうした。
魔力があろうと、魔術が使えようと、見えないことには変わりない。
クノンには相変わらず生きる意味が見えなかった。
そんなクノンを、そんなつもりのない思いがけない一言が覚醒させる。
小説家になろう – 魔術師クノンは見えている
感想
異世界転生でも異世界転移でもないファンタジー物。
異世界系作品によくある冒頭は「よくわからないけど転生（転移）した」というものだが、これだと目標設定がないまま物語が進むので、途中から読んでられなくなってくる。
その点、本作は盲目の主人公が魔術で視界を得るために魔術を学んでいくという大目標が物語の冒頭から設定されているので読みやすい。
主人公が視界の魔術を獲得するまでが相当長くかかるのかと思ったら、案外早く獲得するので「この後の展開は楽しめるのか？」と少し不安があった。
しかし、主人公の性格が”すけこまし風紳士”のため、会話が一々ユーモラスで読んでいて飽きない。
また、主人公は魔術バカなので「魔術ってもっと自由なんだよ」と周りのキャラを巻き込んで魔術で色々な改革を行っていく様が面白い。
キャラクターに魅力がある作品だ。
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小説
コミカライズ
WEB掲載漫画 – カドコミ
カドコミ (コミックウォーカー)
魔術師クノンは見えている｜カドコミ (コミックウォーカー)
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映像化
アニメ化
アニメ化が決定しているが、まだ放映はされていない。
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