タンク(tank)とは? 意味・読み方・使い方

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タンク【tank】 の解説

本来の意味

英語の “tank”(戦車、容器)に由来し、現実世界では液体や気体を蓄える容器や装置、または軍事用の装甲車両を指す。

異世界用語としての意味

  1. パーティにおける盾役や防御役を指し、敵の攻撃を一身に受け止める役割を担う。高い防御力や耐久力を持つのが特徴。
    例: 「タンクが敵の攻撃を引きつけている間に、後衛が反撃を仕掛ける」
  2. 敵の注意(ヘイト)を引きつけ、仲間を守るためのスキルや戦術が求められる。特に強敵との戦闘では、タンクの存在が戦況を大きく左右する。
    例: 「優秀なタンクがいなければ、この戦闘は乗り切れなかっただろう」
  3. 鎧を身にまとった戦士や騎士、または特定のタンク専用職業として描かれることが多いが、異世界特有の魔法タンクや動物型タンクなど、ユニークな解釈も見られる。

語源

英語 “tank”(戦車)から転じて、戦闘での防御役を指すようになった。ゲームやファンタジー作品を通じて広く普及した。

用例

異世界: 「タンクが敵を引きつけている間に、後衛が魔法を準備する」
現実: 「その容器は巨大なタンクに水を蓄える役割を果たしている」

類義語

異世界: 盾役、防御役、ヘイト引きつけ役
現実: 戦車、装甲車、容器

反義語

異世界: アタッカー(攻撃役)、ヒーラー(回復役)
現実: 攻撃兵器、軽装備者

派生語

タンク職(盾役専用の職業)、タンクスキル(敵の注意を引きつける能力)、魔法タンク(魔法による防御を得意とするタンク)

補足

タンクは異世界作品やオンラインゲームにおいて、戦闘の安定性を支える要として非常に重要な役割を果たす。

高い防御力や、敵からの敵愾心であるヘイトの管理能力が求められ、パーティの存続を左右する存在であることが多い。

例えば、タンクが敵モンスターを引き付け続けることができないと、回復役のヒーラーがモンスターに攻撃されて回復役を失い、ジリ貧になるという場面が想定できる。

しかし、その地味な役割や責任の重さから敬遠されることもあり、適切なタンク役の不在は戦闘の難易度を跳ね上げる要因となる。

一方で、最近の異世界系作品ではタンクの地味さを逆手にとり、主人公がタンクとして活躍する物語も増えている。

例えば、最近の異世界系作品では追放物が流行っているため、地味な役職であるタンクと組み合わされることがある。

有能なタンクである主人公が仲間から活躍を認知してもらえずに追放されて、他のパーティーや組織に所属するとそこで有能さを認識してもらえる、という展開が多い。

また、避けタンクなどの相手の攻撃を全て避けることでタンクの役割を担うというタンクも存在する。

敵モンスターを引き付けて攻撃をさせるが、本来のタンクと違って攻撃を受け止めずに避けるタンクである。

避けタンクは回避力はあるが本来のタンクと比べて防御力が低いため、敵モンスターから攻撃を受けるとすぐにやられてしまう。

その代わりに、避けながら攻撃することも可能なので、タンクとアタッカーを兼任する難易度の高い役目となる。

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