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片手(かたて)に重(おも)く両手(りょうて)に軽(かる)しの解説
意味
「片手に重く両手に軽し」とは、ある剣が片手剣としては長く太すぎ、両手剣としては短く細すぎるため、どちらの用途にも適さず、実用性に欠けることを指す。
この諺は、ダンジョン探索において適切な装備選びが生死を分けるという教訓を表し、剣に限らず、どっちつかずの中途半端なもの全般に対しても使われるようになった。
転じて、どっちつかずの中途半端で役には立たないことを意味する諺となった。
用例
- 「この剣は片手に重く両手に軽しだな。狭い通路では振り回せず、広い空間でも威力不足だ」
- 「この盾は片手に重く両手に軽し、だな。剣と組み合わせるには大きいすぎるし、タンクとして使うには小さすぎる」
- 「この背嚢は片手に重く両手に軽しだ。普段使いには大きすぎるし、遠征するには小さすぎる」
語源
ダンジョンは閉鎖的な空間であり、戦闘では限られたスペースでの武器の扱いやすさが重要になる。
ある冒険者が、片手剣としても両手剣としても使えるであろうと考えて選んだ剣を持って迷宮へ挑んだ。
しかし、片手剣として使うには盾と剣の取り回しが悪く、両手剣として使うにはリーチと威力が不足し敵を仕留め損ねた。
このような逸話からこの諺が生まれた。
転じて、剣に限らず、どっちつかずの物事全般を指して使われるようになった。
類語
- 「帯に短し襷に長し」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。