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其(そ)を義(ぎ)と信(しん)ずるならば為(な)さぬ由(よし)無(な)し
『転生特典がものすごくヤバかったので、必死に頑張ってようやく使いこなせるようになったから旅に出ることにした』の第4話虎との交流にて登場した書物の一節。
本作は異世界が舞台であるため、この諺は異世界の架空の書物に登場する架空の諺である。
「エシルナート。傭兵だ。『其そを義と信ずるならば為さぬ由よし無し』って奴だ。自己満足みてーなもんさ」
~中略~
「『志道たれ』の一節だったか。元貴族か?」
セトゥスが俺の科白セリフの引用元の、この世界の本のタイトルを言い当てて、出自について質問してきた。
カクヨム – 第4話虎との交流 – 転生特典がものすごくヤバかったので、必死に頑張ってようやく使いこなせるようになったから旅に出ることにした
意味
意味は作中にて言及されていないが、そのままの意味で受け取るなら「それを正しいと信じているならば、やらない理由がない」という意味であると推察できる。
エピソード
この諺は、主人公エシルナートがアラニ族のセトゥスと出会うシーンで登場した。
赤毛猿という野生動物に襲われているセトゥスをエシルナートが助けた際に、この諺『其そを義と信ずるならば為さぬ由よし無し』を引用して挨拶を行った。
この諺は本作の架空の書物『志道たれ』という書物が出典であるため、セトゥスはエシルナートが書物に接する機会がある知識階級の出自かと推察するのだった。
類語
- 「義を見てせざるは勇なきなり」