異世界創作諺「レイスに抜剣(れいすにばっけん)」

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レイスに抜剣(ばっけん)の解説

意味

「レイスに抜剣」とは、意味のない行為や、まったく効果のない努力を揶揄する諺。

レイスは物理攻撃を受け付けない霊体のモンスターであり、どれだけ鋭い剣技を振るおうとも、一切の手応えがない。

そのため、無駄な試みや、努力しても徒労に終わる状況を指して「レイスに抜剣」と表現する。

転じて、無意味な議論や説得、効果のない交渉などに対しても使われるようになった。

用例

  • 「あの頑固親父を説得しようだなんて、それこそレイスに抜剣だぜ」
  • 「お貴族様に庶民の苦労を語ったとてレイスに抜剣さ。時には諦めが肝心ってことよ」

語源

レイスは、剣や矢といった物理的な攻撃が一切効かず、霊体特攻の魔法や聖なる力でのみ討伐可能な存在である。

しかし、無知な剣士や若き戦士たちは、初めてレイスと対峙した際に反射的に剣を抜き、無駄な攻撃を繰り出すことがある。

どれだけ斬りつけてもまったく手応えがなく、焦りと困惑のうちに消耗してしまう様子は、まさに「無駄な努力」の象徴とされた。

このことから、効果のない行為や徒労を指す言葉として「レイスに抜剣」という諺が生まれ、広まった。

類語

  • 「暖簾に腕押し」
  • 「糠に釘」
  • 「豆腐に鎹」
  • 「泥に灸」
  • 「沼に杭」

注意

この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。

人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)

異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。

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