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商人(しょうにん)のウソと英雄(えいゆう)の勇気(ゆうき)
『転生ゴブリンだけど質問ある?』の第119話にて登場した諺。
「私のような商人でも信用してくださって、なおかつ共栄の道を作ろうとなさる…。人生で初とも言える体験でございます」
「……」
「恩返しとは口が裂けても言えません。最優先するお得意様としてお付き合いしたいと思っています。はい」
「…………そうですか」
この世界には「商人のウソと英雄の勇気」ということわざがある。
商人はウソをついて当たり前、むしろ必要条件という意味を持つ。
しかし商人の本質はウソをつくことではない。儲けることだ。
リーブラは自分の利益のためならセンシティブな本音をも曝け出せる商人である。
となりのヤングジャンプ – [第119話] 転生ゴブリンだけど質問ある?
意味
「商人のウソと英雄の勇気」という諺は作中で言及されている。
作中では、「商人はウソをついて当たり前、むしろ必要条件という意味を持つ」と説明されている。
つまり、「商人のウソと英雄の勇気」という諺は、英雄に勇気があるのが当たり前かつ必要条件であるのと同様に商人はウソをつくのが当たり前かつ必要条件である、という意味合いだと推察できる。
エピソード
「商人のウソと英雄の勇気」という諺は、エクリプティック王国の皇太后アナスタシアと、ゴブリン王アキラと取引をする商人リーブラの対談で登場した。
アナスタシアがリーブラに「なぜゴブリン王に肩入れをするのか」と尋ねた際、リーブラは本心を正直に語った。
「商人のウソと英雄の勇気」という諺の意味の通り、商人としてはウソをつくことが必要条件である。
しかし、リーブラはアナスタシアにウソをついても見抜かれることを察し、正直に話すことを選択した。
「商人のウソと英雄の勇気」という諺を引き合いに出すことで、利益のためであればウソをつくことを止めて本心を曝け出せる度量のある人物として、リーブラのキャラクター性を強調する一幕であった。
類語
- 「商人の嘘は神もお許し」
- 「商人の空誓文」
- 「商人の空値」
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