「グベン軍10日目の慟哭」『異世界おじさん』の架空の諺・慣用句

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グベン軍(ぐん)10日目(とおかめ)の慟哭(どうこく)

『異世界おじさん』の第8話にて登場した諺。

「んん? ちょっと待っておじさん。四面楚歌? 異世界で『楚』?」

「ああ…翻訳の都合だろうな。原語の直訳だと『グベン軍10日目の慟哭』でわかりづらいからいい感じに日本語翻訳してあるみたいだ」

異世界おじさん 第2巻 第8話

意味

異世界『グランバハマル』で使われる言葉。

意味は作中で言及されており、「四面楚歌」と同じ意味である。

敵に完全に包囲され、味方もなく、助けも来ない孤立無援の状況を指す。

『グベン軍10日目の慟哭』という諺は、グランバハマルにおける過去の戦史に由来するものと推察される。

グベンという名の軍隊が敵に包囲されてから10日目に絶望的な状況を悟って兵士たちが一斉に泣き叫んだ、という故事が元になっていると考えられるが、作中ではそこまでの言及はなく、定かではない。

エピソード

『グベン軍10日目の慟哭』という諺は、主人公おじさんが異世界グランバハマルの封印都市ルバルドラムに滞在した時に登場した。

異世界の住人は全て容姿端麗なため、おじさんの容姿は異世界人からすると醜くいとされ、おじさんはオークの亜種であると思われている。

そのため、おじさんは街中を歩くだけで、住人から「オークだ!」と騒がれて囲まれてしまう。

そのような状況指して、おじさんの同行者であるエルフは「オーク顔はすぐ四面楚歌(グベン軍10日目の慟哭)になるのね」と表現したのだった。

類語

  • 四面楚歌
  • 袋の鼠
  • 孤立無援
  • 絶体絶命

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