おすすめWEB小説紹介『異世界食堂』

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異世界食堂

2013年から掲載が始まったので、WEB小説としては古めの作品。

書籍化とコミカライズがされており、書籍は六巻まで出版され、コミカライズは2種類が出版されており、全四巻で完結したバージョンと、現在連載中で七巻まで出版されているバージョンの2種類がある。

作品概要

日本の洋食屋が異世界と繋がってしまい、異世界の住人をお客に迎えてご飯を提供する物語。

洋食のねこや。
オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。
午前11時から15時までのランチタイムと、午後18時から21時までのディナータイム。
定休日はオフィス街が空になる土日。
ランチは1000円まで。ライス、パンとスープはお代わり自由がこだわりといやあこだわり。
猫の看板と入り口に据え付けられた招き猫の鈴が特徴っちゃ特徴の、猫好きだったじいさんが、どっちかと言えば犬派の俺に残した小さな店。
そんな、どこにでもある普通の飯屋さ。

…ああ、たった一つだけ。他と違うところがある。

毎週土曜は、週に一度の特別な客が来る営業日になってる。
定休日じゃなかったかって?そうだよ。だから、特別な日。
毎週土曜だけ、ここは特別な客を迎えるから、表向きは休み。
じいさんが始めたことで俺も詳しいことは知らない。
けど『向こうの連中』はここのこと『異世界食堂』って呼んでるよ。

小説家になろう – 異世界食堂

感想

異世界の住人が日本のご飯を食べて「美味い!美味い!」とリアクションするのを楽しむ作品。

七日に一度、異世界の各地に『洋食のねこや』に繋がる扉が出現し、異世界の住人がお客としてやってくる。

異世界の色々な場所に転移の扉が出現する設定なので、様々な種族が一見さんとして訪れてリアクションするのが気持ち良い作品だ。

種族ごとのバックボーンも描かれるので、物語が進むにつれて異世界の世界観も段々と分かってくるのが面白い。

『洋食のねこや』への扉は色々な次元の異世界に繋がっているわけではなく、すべて同一の異世界に出現しているらしく、客同士が『洋食のねこや』から異世界に帰った後も、自力で出会おうと思えば出会える設定だ。

とはいえ、別の国だったり別の大陸だったり、身分が違いすぎたりするので、自力で出会うのは難しい。

難しいはずなのだが、まぁそこはご都合主義というやつで、『洋食のねこや』から異世界に帰った後も客同士で会ったりする。

そういう具合に、ちゃんと異世界の話を描写しているので、食事以外の話も多少なりとも楽しめる。

長編の物語ではなく、短編が細かく続いていくようなストーリーなので、気軽でお手軽に読める作品だ。

頭を使わず、のほほんと読めるので、そういう作品を読みたい時にオススメ。

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テレビアニメとしてシーズン2まで制作された。

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