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星巡(ほしめぐ)りの子(こ)、人海(じんかい)に迷(まよ)うの解説
意味
「星巡りの子、人海に迷う」とは、神々の導きによって人々の出会いが運命づけられているにもかかわらず、人々は神々の御心を認識できない愚かさを示している。
転じて、道ですれ違うような一見して自分と無関係の人も深い因縁や縁があるという意味で使われる。
用例
- 「夕飯を同席したアイツが捜索対象その人だったと? 『星巡りの子、人海に迷う』とはよく言ったものだ」
- 「『星巡りの子、人海に迷う』ということか。あと一歩。あと一歩で彼奴を捕らえることが出来たというのに」
- 「人と人の出会いは全て『星巡りの子、人海に迷う』だ。だからこそ大切にすべきなんだ」
語源
この諺は、神々が人の運命的な出会いを導いているという信仰に基づいている。
特に人の出会いを司る神々には男神よりも女神が多いため、神々による星の巡り合わせを「母の導き」と呼ぶ。
しかし、人々は導きを認識できず、雑踏や人混みの中での出会いを単なる偶然と捉える愚かさを持っている。
このため、偶然の出会いも母の御心であることを示しつつ、人々の無知を戒める教訓としてこの諺が生まれた。
類語
- 「袖触れ合うも他生の縁」
- 「一期一会」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。