異世界創作諺「小鬼が出るか鬼神が来るか(こおにがでるかきしんがきたるか)」

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小鬼(こおに)が出(で)るか鬼神(きしん)が来(きた)るかの解説

意味

「小鬼が出るか鬼神が来るか」とは、次に起こる事態が軽い混乱で済むか、絶望的な状況に陥るか、まったく予想がつかない不安定さを表す諺。

小鬼のような雑魚の出現であれば手軽に片づけられるものの、鬼神のような圧倒的強敵が現れたら逃げ場がない。そんなダンジョン攻略における危機の多様さと深刻さを表した諺である。

転じて、日常においても先行きが不透明な状況を言い表す際に使われるようになった。

用例

  • 「未踏破ダンジョンだぞ? 小鬼が出るか鬼神が来るか、誰にもわかりゃしないってのに」
  • 「階段だ。次の階層へ進もう。小鬼が出るか鬼神が来るか……どうなることやら」
  • 「シーフ不在で宝箱を開けた? 小鬼が出るか鬼神が来るか分らないだろうに、先達はなにも教えなかったのか?」
  • 「お貴族様からの呼び出しとはね。はてさて、小鬼が出るか鬼神が来るか」

語源

古くから、冒険者たちの間で伝えられてきた諺。

雑魚の小鬼は集団で煩わしい相手だが対処は容易な一方、鬼神ほどの存在が出現したらどんな戦力でも苦戦は免れない。

ダンジョンへ挑む際、次に現れる敵が読めない状況を指して「小鬼が出るか鬼神が来るか」と言い表すようになった。

類語

  • 「鬼が出るか蛇が出るか」
  • 「吉と出るか凶と出るか」
  • 「当たるも八卦当たらぬも八卦」

注意

この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。

人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)

異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。

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