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おれ‐つえええ【俺TUEEE】 の解説
本来の意味
- インターネットスラングで、「俺、強すぎ!」を省略した表現。自分や特定のキャラクターが圧倒的な強さを持つことを自慢する、または揶揄する言葉。
例: 「こいつ『俺TUEEE』しちゃってんの痛々しいな」 - 転じて、物語やゲームで主人公や主要キャラクターが他を圧倒する力を持つ状況や展開を指す。
異世界用語としての意味
- 主人公が異世界で圧倒的な力を持ち、無敵状態で物語を進める展開や、その様子を指す言葉。通常は「チート能力」や「神からの恩恵」によって成り立つ。
例: 「異世界に転生したら、スキルが強すぎて完全に俺TUEEE状態だった」 - 主人公が敵を瞬時に蹴散らし、問題を次々に解決するため、読者に爽快感を与える一方、物語の緊張感が欠けるという批判も存在する。
例: 「俺TUEEE系の作品は楽しいけど、途中で飽きる場合もある」
語源
「俺、強ええ!」というフレーズが語源。ネットスラングとして広まり、異世界やライトノベル作品のテーマとして定着した。
用例
異世界: 「俺TUEEE展開で魔王も瞬殺!」
現実: 「俺TUEEE感をゲームで味わいたい」
類義語
異世界: チート、無双、ハーレム展開
現実: 勝ち組、絶対的優位、全勝
反義語
異世界: 俺YOEEE(主人公が弱く苦労する展開)、不遇、雑魚キャラ
現実: 負け組、挫折、苦境
派生語
俺YOEEE(主人公が極端に弱い状態を指す逆パターン)、俺TUEEE無双(敵が一切歯が立たない完全勝利状態)、俺TUEEE系(この展開を主体とした作品ジャンル)
補足
俺TUEEEは、異世界作品における典型的な展開の一つであり、読者のカタルシスを狙った手法である。
特にストレスのない物語を求める読者層に好まれるが、その単調さやご都合主義的な展開が批判されることも多い。
また、俺TUEEE展開は物語全体の緊張感や成長の要素を欠けさせやすいため、作者は巧妙なストーリーテリングで飽きを防ぐ工夫が必要とされる。
一方で、主人公の圧倒的な強さがコミカルに描かれたり、周囲のキャラクターとの対比でドラマ性を生む場合もあり、単純な展開以上の深みを持つ作品も存在する。
現実では、俺TUEEE感を求めてゲームやスポーツで無敵状態を楽しむ人も多く、フィクションの中での非現実的な強さは、現代のストレス社会における一種の癒しとも言える。