異世界創作諺「転移罠を踏む(てんいわなをふむ)」

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転移罠(てんいわな)を踏(ふ)むの解説

意味

「転移罠を踏む」とは、思いがけない危険に自ら足を踏み入れてしまうことを指す諺。

特に、ダンジョン探索において不用意に行動した結果、転移の罠にかかり、モンスターの巣や強敵が潜む部屋へと飛ばされる危険を表している。

転じて、日常においても不用意な言動や行動が思わぬ災難を招くことを示す際に使われる。

用例

  • 「団長が見るからに忙しそうだったんだ。そう、出来れば日を改めたいところさ。だが、俺は転移罠を踏む覚悟で声をかけたんだ」
  • 「先輩が大臣の機嫌を損ねたらしい。娘さんのことを聞くのは転移罠を踏むようなものだってのに」
  • 「すまない。私はこう見えて慎重な質でね。転移罠を踏むような真似はしないのだ」

語源

ダンジョン探索において、転移の罠は特に恐れられる存在である。

それまで慎重に攻略していたにもかかわらず、たった一歩のミスでパーティと離れ離れになり、モンスターの巣や強敵の待つ部屋へ飛ばされることがある。

特に初心者冒険者が罠の存在を軽視し、うっかり転移罠を踏んでしまうことが多く、そこから生還することが難しいため、この言葉が生まれた。

類語

  • 「虎の尾を踏む」
  • 「虎の口へ手を入れる」
  • 「竜の鬚を撫で虎の尾を踏む」
  • 「薄氷を履む」
  • 「氷を歩む」

注意

この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。

人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)

異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。

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