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軍が枝に絡まる
『オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~』の第3話へいわなオークのくに③にて登場したエルフの兵諺。
例えば、指揮官たるもの、兵一名一名が携えていく非常食―――携行糧食は、よほどのことがない限り口をつけさせてはいけないもの、とされていた。現地で調達した食糧から消費する。
そのほうが新鮮でもあるからだが、兵を気遣っているのではない。
携行糧食に手をつけてしまっては、食事のたびに消費分を後方から補充してやらなければならなくなるからだ。前へ、進めなくなってしまう。そのように後方兵站が軍の行動を妨げてしまう本末転倒な現象を、エルフィンドの兵諺で表現すれば「軍が枝に絡まる」という。
カクヨム – 第3話へいわなオークのくに③ – オルクセン王国史 ~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~
意味
意味は作中にて言及されており「軍の行動が妨げられ前進できない様」を指す兵諺。
エピソード
この諺は、ダークエルフ族がオルクセンの生活に馴染む途中のエピソードで登場し、オルクセンの軍学を学ぶ際にエルフの国エルフィンドの軍との違いに驚く場面で登場した。
エルフィンドでは兵站は現地調達に任せるべきだと考えており、そうでなければ支援物資を送る後方兵站を待つことになって軍の行動が妨げられてしまう(軍が枝に絡まる)とされている。
しかし、オルクセンでは大食漢ばかりのオーク族からなる軍隊ということもあり、兵站を重要視されている。
エルフィンド出身のダークエルフ族にとっては、兵站を行うために専用の組織を作っているオルクセンは奇異に映るのだった。
類語
- 「泥沼にはまる」
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