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森(もり)の玉(たま)の解説
意味
「森の玉」はエルフが儀式で用いる水晶玉を指す慣用句。
エルフの森から発掘される水晶を材料とし、人力による研磨ではなく、流水などを用いた自然の力によってゆっくりと丸みを帯びた形状にする。
エルフの信仰や文化において、人工的に手を加えすぎず、森や水、風などの自然が時間をかけて磨き上げた真球ほど神聖で価値が高いと考えられている。
因みに、球状に加工する前の水晶や、加工途中の水晶は、森の玉とは呼ばない。
用例
- 「森の玉と呼ばれる水晶玉は、どうやらエルフにとって聖なるものらしい。なんとか手に入れられないか?」
- 「あれほど大きな森の玉を祭壇に据えているとは、さすがは高位エルフの一族だ」
語源
エルフの森には古くから水晶の鉱脈があり、天然洞窟や地底湖周辺で採掘されてきた。
月日をかけて水や風、砂が研磨し続けることで自然に球状へと近づく水晶が稀に見つかり、その神秘性から神聖視され、崇められたのが始まりと言われる。
やがて、時間をかけて森の自然の力で真球に近づけた水晶玉を「森の玉」と呼ぶようになった。
森の玉は様々な儀式に用いられ、エルフ文化と深く結びついており、深遠さや森との共生を象徴する存在となっている。
類語
- 「水晶玉」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。