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ゆう‐しゃ【勇者】 の解説
本来の意味
- 勇気のある者。危険や困難に立ち向かい、恐れず行動する人物。
例: 「彼は火災現場に飛び込んで人を救った勇者だ」 - 神話や伝説で、特別な使命を担い、怪物や悪を討伐する英雄的存在。
例: 「ギリシャ神話のヘラクレスは、古代の勇者として知られる」
異世界用語としての意味
- 異世界において特別な使命を与えられた主人公や人物を指す。魔王討伐や世界の救済が主な役割。
例: 「勇者に選ばれた彼は、仲間と共に魔王を倒す旅に出た」 - RPGなどのフィクション作品で、主要キャラクターのクラスとして登場。高い攻撃力や魔法、リーダーシップを持つ万能タイプが多い。
例: 「勇者スキルのおかげでどんな敵も簡単に倒せる」 - 救世主としての象徴的存在である一方、使命を押し付けられる苦悩や葛藤が描かれることもある。
例: 「勇者だけど、平穏な暮らしがしたい」
語源
「勇気」と「者(もの)」を組み合わせた日本語の語句。歴史的には、武士や戦士に対する称賛の意味として用いられた
用例
異世界: 「この世界には、伝説の勇者しか扱えない剣がある」
現実: 「彼の行動は、まさに現代の勇者だ」
類義語
異世界: 英雄、救世主、冒険者
現実: 勇士、戦士、ヒーロー
反義語
異世界: 魔王、堕落者、裏切者
現実: 臆病者、逃亡者、卑怯者
派生語
勇者パーティー(勇者とその仲間たちを指す言葉)、元勇者(かつて勇者だったが現在はその役目を終えた人物)、勇者装備(勇者専用の武器や防具)
補足
勇者という存在は、異世界系作品において特別な象徴として描かれることが多い。
しばしば強力な力を与えられるが、その力に見合った責任や犠牲も要求される場合がある。
また、「勇者=善」という図式が一般的だが、物語によっては勇者の立場を逆転させ、彼らを敵視する視点から描く作品も増えている。