目次
貸(か)すはエルフへ絆(きずな)は友(とも)への解説
意味
「貸すはエルフへ絆は友へ」とは、友人に金銭や物品を貸す際は、返済を期待せず、あたかもエルフに貸したかのような心構えを持つべきだという教訓を含む諺。
エルフは長命であるため、貸したものが何十年、場合によっては百年も返ってこないことが多い。
そのため、返済を前提に貸すことで友人との関係に亀裂が生じるリスクを避けるために、この諺が用いられる。
友情を守りたいなら、貸す際にはエルフに貸したと思って行い、特に大切なものを貸す際には慎重になるべきだという意味合いがある。
転じて、エルフに貸したと思えない程に大切な金銭や物品ならば、それは友人にさえも貸すべきではない、という意味としても使われる。
用例
- 「彼に貸した大事な道具は返してもらえると思ってないさ。貸すはエルフへ絆は友へと言うだろう?」
- 「すまぬ。貸すはエルフへ絆は友へ。いくらお前の頼みとあってもこれを渡すことはできぬ。私はお前と友のままでありたいのだ」
- 「友達に物を貸すときはエルフに貸したと思えば関係が壊れることもない」
語源
この諺はエルフの長命種故の悠長な性格に基づいており、悠久の時を生きるとされるエルフの視点ではヒト族のような短命種の時間感覚は非常に短いものとされている。
エルフに物や金を貸すと、短命種の寿命に比べて返済は遥か先の未来になることが多く、実際に返ってくるかどうかは不確か。
そのため、エルフに貸すという行為は、返済を期待しない善意の象徴となった。
類語
- 「金を貸せば金も友も失う」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。