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声(こえ)に頼(たよ)るは小鬼(こおに)の習(なら)いの解説
意味
「声に頼るは小鬼の習い」とは、背の低いゴブリンが、非力さを覆い隠すために大声を張り上げる習性を揶揄した諺。
実際の力は弱いのに、威圧的な態度や大口叩きだけで自分を大きく見せようとする者を皮肉る意味合いを持つ。
用例
- 「やたら大声で指示を飛ばしてやがるが、声に頼るは小鬼の習いだろ? お飾りならお飾りらしくどっしり構えてくれりゃあいいのによ」
- 「あやつ、身分を笠に着て威張り散らしておる。声に頼るは小鬼の習いと自分で気付かんものかね?」
- 「大言壮語も結構だが、声に頼るは小鬼の習いだ。まずは腕前を見せてくれ」
語源
ゴブリンは、背丈が低く腕力も乏しいため、大声で喚き散らして己を大きく見せる習性があり、ゴブリンの集団は耳障りなほどの雄叫びで威嚇することで、冒険者や他種族に”手強そう”という印象を与えようとする。
こうした生態を社会に投影した結果、「実力や中身が乏しい者ほど大声で威張り散らす」という意味合いで「声に頼るは小鬼の習い」という言葉が生まれた。
転じて、ただの大げさな自慢話やビッグマウスを揶揄する場面でも使われるようになった。
類語
- 「弱い犬ほどよく吠える」
- 「空き樽は音が高い」
- 「口だけ番長」
- 「大言壮語」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。