異世界創作諺「母の導き(ははのみちびき)」

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母(はは)の導(みちび)きの解説

意味

「母の導き」とは、人と人との出会いを司る女神たちの采配を指す言葉。

男神の総称を「父」、女神の総称を「母」と呼ぶ慣習があり、出会いを司る神々は圧倒的に女神が多いことから、神々の加護や采配によってもたらされる運命的な出会いを「母の導き」と呼ぶようになった。

用例

  • 「今朝は真面目に礼拝してきたさ。どうにも母の導きを感じざるを得ないことがあってね」
  • 「信心深い質ではないのだが、あれは正に母の導きと呼ぶべき再会だったのだ」
  • 「今更になって生き別れの我が子が帰ってくるとはな。母の導きも時には残酷なことだ」
  • 「あの時ほど母の導きを感じたことはない。妻を一目見て、私はこの人と出会うために遣わされたのだと確信したのだよ」

語源

宗教的背景として、神々は男神(父)と女神(母)に大別されるが、出会いや縁を司るのは女神たちが大半を占める。

人々は自分たちを「星巡りの子」と呼び、神々の采配によって運命的なめぐり合わせが生じると信じている。

そのため、「母の導き」は、神々が人々の出会いや縁を手配する行為を総称した表現として使われるようになった。

類語

  • 「星の巡り合わせ」
  • 「運命」
  • 「宿命」
  • 「奇縁」
  • 「縁」
  • 「因縁」
  • 「天運」
  • 「天命」

注意

この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。

人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)

異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。

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