おすすめWEB小説紹介『オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~』

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オルクセン王国史 ~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~

2021年から掲載が始まったので、WEB小説としては最近の作品。

書籍化とコミカライズがされており、書籍は三巻、コミカライズは二巻まで出版されている。

作品概要

文明開化したオークと牧歌的かつ閉鎖的で排他的なエルフとの戦争を描いた作品。

オークの国は多民族国家で、エルフが排他的である差別的でもあるため、エルフからの被差別者やエルフとの敵対者である他種族が寄り集まってオークの国で共生している。

文明レベルは、鉄道と電信があり、銃は薬莢と雷管を使うなど、近代化が進んでいる。

文化的で穏やかな生活を送っているオークの国の住人にあって、知的で柔和なオークの王はエルフの国と国家総力戦となる日が近いことを予測し、軍備を増強し続けていくのだった。

「平和なエルフの国(村)に、野蛮なオークが攻め込んできた」
そんなよく見るフレーズ。
ではなぜオークたちはエルフの国に攻め込むのか。
一つの国を亡ぼすほどの軍勢を、どうやって送り込んできたというのか。
そんな疑問に挑む、ひとつ異世界近代ファンタジー戦記。

カクヨム – オルクセン王国史 ~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~

感想

一応、異世界転生物ではあるが、そこはあまり重要な要素としては描かれない。

物語が始まった時点で、内政チートが終わった後という感じ。

内政が終わってるから次は戦争ということで、本作は軍記物として物語が進んでいく。

オークが大食漢だから軍事行動でも兵糧が最重要という設定なので、いかに兵站が滞ることがないか、という点が描かれていて面白い。

また、魔術がある世界だが、魔術での攻撃描写はなく専ら銃撃戦である。

魔術が活躍するのは、テレパシーのように仲間と会話に使ったり、索敵に使う程度。

その塩梅が丁度いい。ファンタジーになりすぎていない軍記物という感じ。

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