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翠眼(すいがん)は憤怒(ふんぬ)を千年(せんねん)宿(やど)すの解説
意味
翠眼(緑色の瞳)はエルフに特有の身体的特徴である。
エルフは善行を受ければ長い年月をかけても必ず恩を返す一方で、悪行を受ければその怒りを千年先までも忘れないという考えを象徴する諺。
短命種の間では、エルフの長命さと執念深さを端的に表す言葉として広く知られている。
用例
- 「あの一族は今でもエルフに恨まれてるらしい。翠眼は憤怒を千年宿すってやつだな」
- 「この前、エルフを怒らせた旅人がいるんだ。翠眼は憤怒を千年宿すって言葉を知らんのかね」
- 「あの子の瞳を覗いた瞬間、これが千年の憤怒を宿すというエルフの翠眼かと、背筋が凍ったね」
語源
エルフは長命で、恩も恨みも何世代にも渡って記憶し続ける種族とされる。
エルフが恨みを持つと、対象を静かに見定め続ける。
エルフに恨まれている自覚のある者にとって、ふとした時に不意に感じる翠眼の視線は恐怖の対象である。
恨みを買った者が翠眼に怯える様から、エルフの瞳に宿る怒りは千年経っても消えることがないと恐れられるようになり、「翠眼は憤怒を千年宿す」という諺として広まった。
類語
- 「怨み骨髄に徹す」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。