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人狼への転生、魔王の副官
2015年から掲載が始まったので、WEB小説としては古めの作品。
書籍化とコミカライズがされている。
書籍は十六巻、コミカライズは十一巻で完結している。
作品概要
異世界で人狼に転生した主人公が、強さを至上とする魔族の中で人間的価値観をもつ稀有な存在として活躍する。
部下の魔族に、人間の交易都市も支配下に置いた主人公が魔族と人間のどちらの不満も解消するため奮闘する物語。
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
小説家になろう – 人狼への転生、魔王の副官
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔物の気持ちもよくわかる。おかげで周囲からは知勇兼備の名将だと思われているが、実際は苦労の連続だ。
やたらと暴力に訴えがちな魔物たちを従え、すぐに文句を言う人間たちも何とかして、彼は今日も魔王軍の中堅幹部として頑張る。
感想
主人公が修練を積んだ後なので一般の魔族よりも強い設定なので、人間相手だと過剰戦力となる。
しかし、主人公は人間を極力殺さないように配慮しているので、力押しよりは策略を練ろうとする。
そのため、「弱いんだからすぐ殺せばいいじゃん」という価値観の仲間の魔族を説得する様が面白い。
主人公が仲間の魔族に「人間は弱いやつを守るんだ」と説明しても「なんで弱いやつを守るんだ?」「強いやつを守って、強いやつが敵を倒す方が皆安全だろ」という価値観である。
主人公から「弱い人間を殺したら、人間全員が復讐にやってくる」と説明しても、魔族は「人間てこわ~(ドン引き)」という反応なので、人間と魔族のカルチャーショックが、読んでいて楽しい。
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始動編は2016年に連載開始されたが、全二巻で打ち切りとなった。
はじまりの章は2017年に連載が開始され、7年の連載の末に完結となった。
WEB掲載漫画 – コミックアース・スター
コミック アース・スター

第一話 俺の名はヴァイト / 人狼への転生、魔王の副官 はじまりの章 – 漫画:瑚澄遊智/原作:漂月・西E田…
魔王軍第三師団、副師団長であるヴァイトは、人狼の魔術師に転生し、辺境の交易都市の占領・防衛の任務にあたるが、元々人間である彼にとって、人間と魔物の気持ちが理解で…
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