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迷宮(めいきゅう)挑(いど)まざれば神授(しんじゅ)賜(たま)うること能(あた)わずの解説
意味
「迷宮挑まざれば神授賜うること能わず」とは、困難や危険を冒さなければ、大いなる成果や名誉は手に入らないという意味の諺。
ダンジョンボスを撃破した際に獲得することができるドロップスキルを欲するならば、まずはダンジョンに挑戦しなければ始まらない、という状況を指す言葉。
口語では短縮され「迷宮神授(めいきゅうしんじゅ)」と省略して使われることも多い。
用例
- 「あの冒険者は未踏破の迷宮に単独で潜り、迷宮主を打ち倒したらしい。まさに迷宮挑まざれば神授賜うること能わずというわけだ。さぞかし強力な神授を賜ったことだろう」
- 「新入りよ、迷宮挑まざれば神授賜うること能わずと言うだろう? 時には危険を承知で飛び込むもんだ」
- 「迷宮挑まざれば神授賜うること能わずだ。分の悪い賭けだがその分勝った時の報酬はデカイぞ」
語源
冒険者は、ダンジョンボスを撃破することで獲得できるドロップスキルのことを神授と呼ぶ。
神々から特別な力を授かった、という意味である。
ドロップスキルはダンジョンボスを討ち取った証であり、確かな実力を示す名誉の証として扱われ、広く尊敬の的となる。
名声や名誉を欲し、ドロップスキルを神々から賜りたいのであれば、ダンジョン攻略に踏み出さなければ始まらない、という考え方から「迷宮挑まざれば神授賜うること能わず」という諺が生まれた。
転じて、冒険者の間で「危険を冒さなければ名誉は手に入らない」という教訓として伝えられるようになった。
類語
- 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
- 「虎穴虎子」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。