東京逓信病院でステロイドを使ってアトピー治療|9ヶ月経過

東京逓信病院でステロイドを使ったアトピー治療を始めてから9ヶ月が経過しました。

どういう治療をしたのか、体がどう変わったか、紹介しようと思います。

プロアクティブ療法

東京逓信病院はプロアクティブ療法という治療方針で、徐々にステロイドを塗る間隔を空け、ステロイドのランクも下げていくという治療を行います。

つまり、ステロイドと自分の体との丁度いい距離感を見つける作業です。

そのため、まずはしっかりとステロイドを塗ってアトピーを鎮静化させます。

因みに、処方された外用薬は、

体には「マイザー軟膏(ベリーストロング 2群)」

頭皮には「アンテベートローション(ベリーストロング 2群)」

顔には「プロトピック軟膏」

の3つで、他は保湿剤の「プロペト(ワセリン)」「ヒルロイドソフト」です。

私は朝晩の1日2回塗るように指示されましたが、「生活サイクルによっては朝に塗れないことがあるので、最低でもお風呂上りだけは塗るようにしてください」ともいわれたので、1日1回だけ塗っていました。

ステロイドを塗り始めると数日で効果を実感しました。

日に日に、ジュクジュクと滲出液が出ていた部分がなくなり、赤ら顔もなくなっていき、粉吹き芋状態だった乾燥肌がなくなっていきました。

アトピーが重篤な状態から改善されたので、そこからは、先生の指示のもと、ステロイドを塗る間隔を空けていくことになりました。

ステロイドを塗らずに数日過ごしてみて、「あ、これはもうすぐ滲出液がでるわ」という肌(アトピー歴が長いとなんとなくわかりますよね?)になったらステロイドを塗って、自分の体がステロイドを塗らずに過ごせる期間を探りました。

結果的に、私は、1週間に2回(水曜と土曜)ステロイドを塗ると、皮膚が正常な状態を維持できるとわかりました。(ただし、顔に塗るプロトピックは毎日塗っています)

そこから、ステロイドのランクを下げる調整を行っていきました。

「週に2回」という間隔を維持して、ステロイドのランクを下げてみましたが、肌がカサついてきて、局所的に滲出液がでそうになる箇所があったので、ランクを戻してもらいました

顔に塗っているプロトピックも毎日ではなく数日空けてみたり試してみましたが、数日空けると顔に赤みが増えてきてしまうので、今は毎日塗るようにしています。

ランクを下げたり、間隔を空けたり、ということを試していて「季節感も考慮しないといけないのでは?」と気付きました。

私は東京逓信病院での治療前から、私は夏が一番アトピーがマシで、冬が悪化する傾向にあったので、外用薬を塗る間隔を空ける際に、夏場はちょっと多めに間隔を空けて、冬場は週2回確実に塗る、という風にすべきなのかもしれません。

まだまだ外用薬との距離感を模索中です。

肌は完全にキレイになるのか?

ステロイドを使って肌が正常になったとはいえ、特に酷かった関節部分の象皮はまだ名残りがあって、皺が少し残っています。

完全にきれいになるというのは今後もないのか、それとも治療を続けていればこの皺もそのうち消えるのか、果てしてどちらか・・・・。

これはまだ経過観察が必要です。

体毛は濃くなる

体毛は濃くなります。

眉毛、髭、腕、局部、足が濃くなりました。

恐らくですが、体毛が濃くなったというよりも、「私は本来これぐらい毛深かったんだろうな」ということだと思います。

アトピー肌で毛根が死んでたり、毛が生えても引っ掻いて抜けていたりしていたものが、成長できるようになったんだろうと思います。

日中に眠くならない!

私は学生の頃から「いつも眠そう」と言われていましたが、内心「いや、普通でしょ」と思っていました。

しかし、普通の人は通勤電車、仕事中に眠くならないんですね!

夜に痒くて眠れない、という日々がなくなってから、寝落ちしてしまう回数が減りました。

睡眠 is 大事!

最後に

今後も治療は継続していきますが、恐らく、これからも今の頻度で外用薬を塗る生活を続けていくだけなので、特筆することはないかと思います。

東京逓信病院のプロアクティブ療法は「いつかステロイドを使わなくなる」ということがゴールではなく「ステロイドを徐々に減らして、いい距離感で付き合う」というものなので、私は今後も薬でコントロールしながらアトピーと付き合っていくつもりです。

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