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グリフォンに狩(か)りを教(おし)えるの解説
意味
「グリフォンに狩りを教える」とは、それを極めて得意とする者に、わざわざ自明のことを教える愚かさを揶揄した諺。
空の強者たるグリフォンに狩り方を教えようとすることの無意味さを示している。
転じて、専門家や熟練者に対して、基本的なことを教えようとする際の滑稽さを表す言葉としても使われる。
用例
- 「鍛冶の名匠に金床の使い方を説くとは、グリフォンに狩りを教えるようなものだぞ」
- 「彼の御仁に剣術を指南しようなど、グリフォンに狩りを教える真似は止せ」
- 「私が彼の者の指南役? グリフォンに狩りを教えるようなものですぞ! 私が何を教えることが出来ましょうや!」
語源
グリフォンは、空から地上の獲物を狩る能力に長けた生物であり、獲物を正確に捕捉して狩り上げる術を持つ。
前足で掴んだ獲物を空高く舞い上がり、地面に叩きつけることで確実に仕留める狩りの達人である。
また、自身の体重に匹敵する獲物を巣穴まで運ぶことができ、魔力を使えばさらに重い獲物でも持ち運ぶことが可能である。
その分、魔力消費を補うために大量の肉を食べるが、効率的かつ習熟した狩りを行う生態は驚異的とされる。
空の強者たるグリフォンに狩りを教えるという行為は、無意味で滑稽な行為の比喩として使われるようになった。
類語
- 「河童に水練」
- 「猿に木登り」
- 「釈迦に説法」
- 「釈迦に経」
- 「孔子に論語」
- 「孔子に悟道」
- 「極楽の入り口で念仏を売る」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。