異世界創作用語「落ち人(おちびと)」

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落(お)ち人(びと)の解説

意味

「落ち人」とは、異世界から転移してきた者を指す言葉。

突然天から降ってくるように現れることから「落ちてくる」と表現され、この名がついた。

落ち人は異世界の知識や技術を持っているため特異な存在と見なされることもあるが、その知識がこの世界の理と合わないことも多く、特別視されることは少なくなっている。

そのため、多くの落ち人は住民登録を行い、市井の者として生活することが一般的となっている。

用例

  • 「あんたも落ち人かい? 俺も元の世界に帰ろうと躍起になってたもんだが、そのうち諦めが付くさ。今じゃこっちに所帯まで持っちまったよ!」
  • 「あいつは元々落ち人だが、今ではすっかりこの世界の住人だな」
  • 「知識層だった落ち人ってのは哀れなもんさ。こちらの世界の理と合致してない異世界の知識は活かすことができないってのにプライドだけは高いんだから」

語源

異世界から転移してくる者が、まるで天から降ってくるように突然現れることから「落ち人」と呼ばれるようになった。

古くは落ち人が神々からの使者や知恵者とみなされることもあったが、近年では転移現象が珍しいものではなくなり、彼らの持つ異世界の知識や技術も、理の違いによって活用できないものが多いことが判明した。

そのため、落ち人は特別な存在というよりも、単なる別の世界からの移住者として扱われ、日常の一部として受け入れられている。

類語

  • 「転移者」
  • 「異世界人」
  • 「異邦人」
  • 「迷い人」

注意

この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。

人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)

異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。

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