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にせもの‐せいじょ【偽物聖女】 の解説
本来の意味
現実世界では「偽物」とは本物ではないもの、「聖女」とは聖なる女性を指すため、組み合わせると「本物でない聖女」を意味する。
異世界用語としての意味
- 本来「聖女」としての資格がないにもかかわらず、その地位を装う人物や、周囲が誤解して「聖女」として祭り上げられた存在を指す。
例: 「私は偽物聖女なんだってば! 本当の聖女様は別にいるんだよ!」 - 主人公が実は聖女の力を持ちながらも、悪女によってその座を奪われ、不当な扱いを受ける展開もよく描かれる。この場合、主人公は「偽物聖女」として蔑まれながらも、真実を証明するために奮闘する。
例: 「主人公が偽物聖女として虐げられながらも、真実の力を発揮して周囲を救った」
語源
「偽物」と「聖女」を組み合わせた言葉で、本物の聖女を偽る人物や、その立場を追われた者を含む幅広い設定を表す。
用例
異世界: 「偽物聖女と呼ばれた主人公が、逆転劇で国を救った」
現実: 「あの伝記の中の聖女は、実は偽物だったという説がある」
類義語
異世界: 偽聖女、詐欺師、影武者、ニセモノ聖女
現実: 偽者、詐称者
反義語
異世界: 真の聖女、選ばれし聖女
現実: 本物、正真正銘
派生語
偽聖女伝説(偽物聖女に関する物語)、聖女もどき(軽蔑的な呼称)、影の聖女(隠されたもう一人の聖女)
補足
悪女が真の聖女を蹴落とそうとする陰謀劇は定番である。
主人公が真の聖女でありながらも、悪女や権力者にその地位を奪われ偽物聖女と蔑まれる物語では、逆転劇が物語のクライマックスとして描かれることが多い。
この場合、物語序盤では主人公が偽物聖女と呼ばれ、陰謀を企てた悪女は聖女と呼ばれる。
タイトルや作中で「偽物聖女」「偽聖女」「ニセモノ聖女」と表記される場合は上記パターンの物語であることが多い。
または、主人公には聖女の力がないのに異世界転移した先で聖女として崇め奉られるというパターンもある。
この場合、主人公自身が「私は聖女ではない、偽物だ。本物の聖女は別にいる」などの発言をするが周りからは信じてもらえず、結果として聖女と思わせる行動が積み重なっていくのが定番の展開となっている。