異世界創作諺「ゴーレムの血筋(ごーれむのちすじ)」

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ゴーレムの血筋(ちすじ)の解説

意味

異世界から転移してきた落ち人が常に活動しているように見えることから「落ち人は実はゴーレムではないか」と誤解されたことに由来する諺。

転じて、不眠不休で働く者や、仕事中毒者を指すようになった。

用例

  • 「あの商人はまさにゴーレムの血筋だ。昼も夜も休むところを見たことがない」
  • 「昨日から夜通しか? ゴーレムの血筋じゃあるまいに。いい加減に休まないと体を壊すぞ」
  • 「彼はゴーレムの血筋さ。仕事を家に持ち帰って休日返上で働いている」

語源

異世界から転移してきた落ち人が、元の世界と一日の長さが違うことにより「日の出・日の入り」と「睡眠・覚醒」の周期が合わず、まるで昼夜を問わず休みなく働き続けているように見える様子に由来する。

元の世界の一日が短い落ち人の場合は、一日に何度か睡眠を挟むことになるが睡眠時間は短い。

逆に、元の世界の一日が長い落ち人の場合は、一日二日起きていても平気だが睡眠時間は長い。

このような落ち人との生活周期の差異から、落ち人が昼夜問わず活動し続けているように見えたことにより「落ち人は実はゴーレムなのでは?」という誤解が生じた。

落ち人も眠っていると理解された後は、落ち人のことを「先祖がゴーレム」や「ゴーレムの血を引いている」と仲間内で冗談めかして吹聴することが流行り、落ち人のことを指して「ゴーレムの血筋」と呼ぶようになった。

転じて、仕事を不眠不休でこなす者や、昼夜兼行で仕事をこなす者に対しても使われる。

類語

  • 「不眠不休」
  • 「昼夜兼行」
  • 「仕事中毒」

注意

この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。

人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)

異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。

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