異世界創作諺「初落ち乱歩(はつおちらんぽ)」

目次

初落(はつお)ち乱歩(らんぽ)の解説

意味

この慣用句は、異世界から転移してきた落ち人が、元の世界とは異なる重力環境のために、不慣れな足取りで無様に歩む様子を指す。

特に、チキュウ出身者は体重が倍になったかのような負担を感じ、立つことも歩くことも困難になる。

転じて、足取りが乱れる様子を指して使われることもある。

用例

  • 「あんた落ち人かい? 満足に歩けないだろう。初落ち乱歩って言ってね、体が慣れてくればそのうち普通に動けるようになるよ」
  • 「あんたも落ち人だね。体が浮いちまうように感じるだろう。それも初落ち乱歩さ。初めは一歩一歩ゆっくり歩けばいい。すぐに慣れるさ」
  • 「彼は酔っぱらって初落ち乱歩で家路についた」

語源

異世界から転移してくる落ち人は、地球とは全く異なる重力環境に直面する。

とある落ち人は体が軽すぎてフワフワと立つのも歩くのも力加減が難しい様子で覚束ない足取りとなり、また別の落ち人は体が重すぎて満足に動けないこともある。

特に、チキュウ出身者は体重が倍になったように感じる程で、その負担で足元が定まらず、不器用に歩むことになる。

足取りが覚束なくなるのは数日から数週間の間で、体が慣れれば通常通りに活動できる。

このように落ち人が初めて転移してきた様子は「初落ち乱歩」と呼ばれ、転じて落ち人でなくても足取りが覚束ない様を指すようにもなった。

類語

  • 「酔歩」
  • 「千鳥足」

注意

この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。

人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)

異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。

目次