チート（cheat）とは？意味・読み方・使い方

2024年12月20日

チート【cheat】の解説

英語の「cheat」に由来し、不正行為やズルを意味する。特にゲームで、意図的に規則を破る行為やツールを指す。
例: 「彼はオンラインゲームでチートツールを使ってアカウントが停止された」
一般的に、規則や常識に反して有利な状況を作り出す行為や状態。
例: 「ルール違反のチート行為はスポーツマンシップに反する」

主人公が異世界で得る通常では考えられない圧倒的な能力やスキル、アイテムを指す。時に生まれつき備わっている場合や転生・転移によって得たものとして描かれる。
例: 「異世界に転生したら、チートスキルで無双生活が始まった」
物語上で「ご都合主義」として登場するが、読者に爽快感を与える重要な要素とされる。ゲームでのチート行為とは異なり、物語の設定として正当化される場合が多い。
例: 「チート級の魔法でどんな敵も一撃だ」
主人公だけでなく、敵や脇役が持つ圧倒的な力が「チート」として扱われることもある。
例: 「あいつの強さ、チートすぎだろ」

英語「cheat」から。元々は不正や詐欺の意味を持つが、ゲームやファンタジー作品においては「特別な能力」や「圧倒的な有利性」を指すようになった。

異世界: 「チート能力で異世界最強になった」
現実: 「チート行為はBANの対象だ」

異世界: 無双、神スキル、最強能力
現実: 不正行為、インチキ、ズル

異世界: 凡人、弱者、苦戦
現実: 正当、規則順守、公正

チートスキル（異世界での特別な能力）、チートアイテム（通常では手に入らない超強力な道具）、チート主人公（圧倒的な能力を持つ主人公）

異世界系作品におけるチートは、主人公を物語の中心に据え、彼らの活躍を爽快に描くための主要な仕掛けとして広く使われている。

地球で死亡した主人公が異世界転生や異世界転移する際に、異世界の神様からチートスキルやチートアイテムを賜る、というのは異世界系作品では定番の流れである。

チートスキルは主人公に特殊な能力を与えるもので、チートアイテムは主人公に便利な道具を与えるものである。

チートスキル・チートアイテムは異世界で過剰な力を発揮するので、主人公が称賛される流れにするための舞台装置として機能している。

一方で、あまりに便利すぎるチート設定は物語の緊張感やドラマ性を失わせ、単調なストーリーとなってしまうことも多い。

また、チートという言葉は本来は不正行為の意味合いがあるため公言すべきではないのだが、異世界系作品におけるチートは肯定的な意味合いで使われる場合が多い。