盗賊(とうぞく)とは? 意味・読み方・使い方

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とう‐ぞく【盗賊】 の解説

本来の意味

  1. 財産を奪う者や組織的に略奪を行う集団を指す。個人の強盗やスリと異なり、武装した集団で活動することが多い。
    例: 「盗賊団が街道を荒らし、商隊が襲撃された」
  2. 歴史上、盗賊は無法者として扱われることが一般的であり、討伐や処刑の対象とされた。
    例: 「中世ヨーロッパでは、盗賊は厳罰に処された」

異世界用語としての意味

  1. 異世界において、旅人や商人を襲い、略奪を生業とする者たち。
    例: 「この地方は盗賊の横行により、交易が停滞している」
  2. 山賊・海賊・都市の盗賊団など、さまざまな形態が存在し、街道や村を襲撃することが多い。
    例: 「山賊の一団が峠を封鎖し、通行人を狙っている」
  3. 盗賊団は懸賞金がかけられることが多く、冒険者や騎士団による討伐対象となる。
    例: 「王国の騎士団は、盗賊討伐の命を受けた」
  4. 義賊や暗殺者、情報屋など、単なる犯罪者とは異なる特殊な役割を持つ盗賊も存在する。
    例: 「彼は盗賊だが、貴族から不正に集められた財産を貧民に分配している」
  5. 戦闘職としての「盗賊」は、隠密行動や罠解除、スリなどのスキルを持ち、ダンジョン探索や戦闘での有利な立ち回りが可能。
    例: 「盗賊のスキルを駆使し、見事に宝箱の罠を解除した」
  6. 一部の異世界作品では、捕まった盗賊が犯罪奴隷にされることもある。
    例: 「盗賊団の生き残りは、犯罪奴隷として売り払われた」

語源

「盗む」と「賊(武装した犯罪者)」を組み合わせた語であり、無法者や略奪を生業とする者を指す。

用例

異世界: 「盗賊団の討伐依頼がギルドに掲示された」
現実: 「歴史上、盗賊はしばしば社会秩序を乱す存在とされた」

類義語

異世界: 山賊、海賊、義賊、暗殺者
現実: 強盗、略奪者、無法者

反義語

異世界: 騎士、守護者、賞金稼ぎ
現実: 警察官、治安維持者、正規軍

派生語

盗賊団(組織的に活動する盗賊の集団)、義賊(民衆のために活動する盗賊)、スリ(隠密行動で財産を盗む盗賊)

補足

異世界作品における盗賊は、単なる敵キャラクターとして登場することが多いが、義賊や暗殺者、情報屋といった多様な立場を持つ盗賊も存在する。

また、ゲーム的な要素が強い作品では、盗賊が「戦闘職」として定義され、スキルや特殊能力を駆使して戦うキャラクターとして活躍することもある。

ダンジョン攻略を主軸とした物語などでは、盗賊のスキルによって宝箱の罠を解除したり、ダンジョン内のトラップルームを回避したり、ダンジョン攻略において欠かせない役割を担う場合がある。

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