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ゴブリンの矜持(きょうじ)の解説
意味
「ゴブリンの矜持」とは、本来あり得ないものごとを指す際に用いられる諺。
ゴブリンは本能的に略奪や暴力を繰り返す生物であり、知能が低く矜持や誇りといった概念とは無縁とされている。
そのため「存在しないもの」「あり得ないもの」を表す比喩として用いられる。
用例
- 「そんな理想論、まるでゴブリンの矜持だよ。なにも実現性がないじゃないか」
- 「どれだけ理想を語ろうが、それを成すだけの金がなけりゃゴブリンの矜持と同じさ」
- 「お前さんの大言壮語はゴブリンの矜持並みに空虚なんだよ」
語源
ゴブリンは知能が乏しく、互いを裏切り合う血生臭い生態を持ち、他者を顧みず、本能に従い行動する生物である。
ゴブリンの群れは力の強さで上下関係が決まり、ボスは暴力で他者を服従させる。
そのため、ゴブリンの群れは面従腹背が常で、ボスが弱った途端にその座を奪おうとするなど、「誇り」「矜持」とは無縁の生き物である。
この背景から、ゴブリンが矜持を持つなどあり得ないという揶揄で「現実には存在しないもの」「あり得えないもの」を示す言葉として「ゴブリンの矜持」という諺が広まった。
類語
- 「絵に描いた餅」
- 「机上の空論」
注意
この諺・慣用句は創作であり、実際には存在しません。
人名や地名、物の名称なども架空のものを作っています。(もし、命名が既存の作品と被っていたら申し訳ありません)
異世界系のWEB小説を執筆されている方が、架空の諺や慣用句を作る際の参考にしていただければ幸いです。