これまでに上げたものが、不妊症の主な原因ですが、実はそれ以外にも不妊症のリスクを高めてしまう原因があるということをご存知でしょうか。
それが、「経皮毒」による影響です。
経皮毒といわれても、何のことかピンと来ないという方も多いでしょう。
これは、私たちが普段何気なく使用している、シャンプーや化粧品などから皮膚を通して、毎日微量に摂取し続けている有害物質が人体に様々な問題を引き起こしているというものです。
この経皮毒がどのように不妊症と関係しているのか、解説します。
化粧品やシャンプーなどに含まれる合成界面活性剤や化学物質
私たちが日常的に使用している、肌に触れるあらゆる製品には、合成界面活性剤や化学物質がとても多く含まれています。
特に、香料を大量に使用した、泡立ちの良さを売りにしたような安価な製品におおくそういったものがあります。
私も実際にそういった製品を多くしようしていました。
ついつい、「匂いが気に入って」「宣伝が気になったから」などの理由で、こういうものを選んでしまうものです。
しかしここ数年、これらに含まれる合成界面活性剤や化学物質による人体への影響が問題視されています。
粘膜から摂取している経皮毒の影響が大きい
それまで、紙のナプキンを使用していた人が、布のナプキンに変えたところ、生理痛が軽くなったという話が有名で、私も耳にしたことがあります。
粘膜のほうがそのほかの皮膚よりも経皮毒を通しやすくなってしまいます。
そのため、石油が原料である紙のナプキンから有害物質を摂取してしまい、それが体内に蓄積したせいで生理痛が重かったということなのです。
不妊症の原因の一つである子宮内膜症は、自分が経験していることもあって、影響は否定できないと思っています。
実は半年ほど布のナプキンを使用していたことがあるのですが、たしかにその後しばらく生理痛が軽くなり、それからまたしばらくして、最初の子を妊娠することができたのです。
不妊症を改善するために「あらゆる努力を尽くしてみた」という人にこそ、この経皮毒による影響を認識してほしいと思います。