妊娠するにはホルモンバランスが大切!女性ホルモンの仕組みを知る!

妊娠するために欠かせないのが、女性ホルモンの働きです。

女性の体はホルモンバランスの変化によって大きく影響を受けます。それが乱れると、体の不調が起きたり、妊娠しにくくなってしまいます。

体のあちこちに異常や病気があらわれるだけでなく、精神的に不安定になったりもします。

女性が健康に過ごすために欠かせない女性ホルモンの働きについて解説します。

そのため、妊活を成功させるためには女性ホルモンが正常に働いていることが必須なのです。

目次

一生を通して女性の体に大きく影響を与える

女性ホルモンの分泌は、初潮をむかえる頃から徐々に増え始め、30歳前後にもっとも多くなります。

その後は、40歳代から急激に減少し始め、閉経の頃にはほとんど分泌されない状態になります。このように、女性の体はホルモンの動きによって大きく変化していくのです。

一定のサイクルで分泌量が増減する

女性ホルモンがきちんと機能することで生理が起こり、妊娠することができます。

個人差がありますが、25~30日前後の生理周期のなかで、二つの女性ホルモンが大きく動いています。

一つは「エストロゲン」というホルモンで、卵胞を成熟させ、排卵を促します。

生理の終わりころから分泌が多くなりはじめ、エストロゲンが多く分泌されると、女性の心身を安定させ、肌がきれいになったり、ダイエットが成功しやすくなるなどのよい面があります。

排卵後エストロゲンの分泌量が低下すると、かわりに「プロゲステロン」という女性ホルモンが多く分泌されます。

これは妊娠を助けるホルモンで、子宮内膜を着床しやすい状態に整えたり、妊娠後は妊娠を継続させる役割があります。

このプロゲステロンが多く分泌される時期には、「少し体が熱っぽい」と感じることや、肌荒れをしたり、食欲が増えてしまったりということがあります。

これらの二つの女性ホルモンの量が一定のサイクルで変化することで、女性の体は健康でいられ、妊娠しやすい状態を作っています。

生理周期と女性ホルモンによる体の変化

女性ホルモンは妊娠しやすいように体の状態を整える役割があります。

女性の体はホルモンの影響によって、生理周期に合わせて見えない部分で大きな変化が起きています。その変化の流れを解説します。

排卵が起こるまで(生理開始~12日ころまで)

生理が始まるころ、脳から卵巣へ「卵胞刺激ホルモン」が分泌され、卵巣の中にある卵子のもとになる細胞が分裂し、成長していきます。

そのなかの、最も成長の早い細胞のみが卵子となり、卵胞というからをやぶって卵巣から排出され卵管へ移動します。

これが排卵です。

排卵後(生理開始~16日ころまで)

排卵が起こるころから、プロゲステロンの分泌が多くなり、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を厚くします。

この時期に食欲が増したり、体がむくみやすくなるのは、栄養を摂り、胎盤を作るための血液を十分に確保するという妊娠に適した状態になるよう、体を変化させてようとしているからです。

排卵後24時間ほど、卵子は卵管のなかで精子が来るのを待っています。

黄体期(生理開始から16日ころ~次の生理開始まで)

次の生理開始まで、女性の体は妊娠した時と同じような状態になります。

プロゲステロンの分泌が続き、女性の体を妊娠を継続させるためによりよい状態へと変化させていきます。

微熱が数日間続いたり、便秘気味になってしまうのはこのプロゲステロンによる影響が体に大きく表れているからなのです。

次の生理開始

受精が起こらなかった場合は、排卵から約14日後に次の生理が来ます。

厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、卵子はこの時に経血と一緒に体外へ排出されます。

おわりに

女性の体の中では、この一連の流れを25~30日前後の一定のサイクルで行われており、体が勝手に妊娠できるように働いてくれているのです。

つまり、健康な女性であって、きちんとホルモンバランスが整っているのであれば妊娠の確立は大きく高まるということです。

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