【投資の聖杯】初心者の認識を改めさせる長編大作!

『投資の聖杯: ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』

長いタイトルですね。

タイトルも長ければ、本文も長く、約1400ページ程あります。

なぜ長いかといえば、一度述べたことを言葉を変えて繰り返し述べているからなのですが、それも理由があります。

初心者投資家の投資に対する潜在的な認識を改めさせるために、敢えてくどくどと繰り返し繰り返し語りかけているのです。(たぶん)

この本の主要な内容は、投資は楽に稼げるものではない、というものです。

要するに『トレーディングというのは、とっても大変なこと』なのである。
サラリーマンをやりながら合間に稼ごうというのは、マーク・ミネルヴィニに言葉を借りて言えば『サラリーマンの合間に脳外科医になろうとする』ようなものだ。

増田蔵人.投資の聖杯:~投資常識の嘘~本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル(Kindleの位置No.2809-2811).MSMSYUPPAN.Kindle版.

一般的に、投資家は楽して稼いでいるようなイメージを持たれています。

その認識はそもそも刷り込みで、書籍や映像作品などの描写でなんとなく持っているイメージです。

医者や警察の仕事内容は詳しく知らなくても、ドラマをみてなんとなく好印象を持っていたりしますよね。

でも、投資は楽に稼げるイメージがあります。

だって、書店には、「楽して儲かる本」がずらりと並んでいるんですもの。

多くの人々が求めるのは、常に『楽して儲かる本』である。
『トレードはしんどい』『トレードで儲けるのはとっても大変』とシビアな現実をつきつける本ではない。
技術の上達は、単純に言えば『あんたの頑張りに依存しますよ、勤勉に毎日努力して、必死で頑張んないと上達しないし儲かりませんよ』と言っているのと同じことだ。
もっと単純に言えば『ものすごく大変ですよ覚悟しなさい』と言ってるのと同じことなのだ。

増田蔵人.投資の聖杯:~投資常識の嘘~本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル(Kindleの位置No.9775-9779).MSMSYUPPAN.Kindle版.

この本は「投資は楽じゃない、技術を上達させよ」と啓蒙してくれる本です。

大衆が求めてしまうのは『楽して儲かる本』なので、出版社はそういう本ばかりを世に出します。

出版社も商売ですから、売れないかもしれないという懸念のある本は出せませんよね。

ですが、この本は Kindle で販売されているため、出版社のそういう思惑とは無縁です。

出版物の意向や、ページ数や価格をの制限を気にすることなく、 投資家自身が書きたいことを書いているんです。
(とはいえ同じようなことをを繰り返されるのは読むのがしんどいんですけどね)

最後に、個人的に「あいたたたた〜」と耳が痛くなった文章を引用します。

初心者が当たりそうな銘柄を選んで売買するのを、昔から、相場の世界では『当て物売買』と言い、そういうことをする人を『当て屋』と呼んで軽蔑しているのである。
そういうのは、いくら頑張っているようでも、要は『運任せ』のギャンブルなのだ。
トレーダーになるには、当て屋から脱却し、『当て方』ではなく、『やり方』を知るようにならなければならない。

増田蔵人.投資の聖杯:~投資常識の嘘~本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル(Kindleの位置No.470-472).MSMSYUPPAN.Kindle版

私は、「割安で今後上がりそうな銘柄を探す!」って、無意識にしようとしてました……。

誰に言われたわけでもないのに、初心者ってみんなそういう風に考えて動いちゃうんですね……。

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関連書籍

『投資の聖杯』では端折られている『ツナギ』や『うねり取り』について、それだけにフォーカスして書いた本もありますので、そちらもオススメです。

この2冊は300ページほどなので、『投資の聖杯』と比べたら読みやすいです。

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