日本国召喚は異世界を舞台にした戦国自衛隊!そんなん面白いに決まってるやん?

いやー面白いですね!日本国召喚は!

日本国召喚を知ったきっかけはピッコマで日本国召喚の漫画版を読んだからなんですが、漫画版の冒頭だけではそんなに引き込まれるものはなかったんですよ。

「まー異世界転移ものだよなー」ぐらいにしか思ってなかったんです。

とはいえ、コミカライズされるぐらいには面白さが担保されているっていうのは一つの目安ではあるので、暇つぶしにWEB版の小説である「日本国召喚|小説家になろう」の方を読んだんですよ。

そしたら、がっつりハマってしまいまして、一気に読んでしまいました。

目次

あらすじからもう好き

まずはあらすじを引用しましょう。

日本はある日、異世界へと転移してしまった。
食料自給率が低く、諸外国からの輸入に頼っていた日本は、食糧難の危機に直面する。
国民を飢えさせないために、日本政府はただちに非常事態宣言を発令。
航空自衛隊は付近を探索し、南西約1,000km先に『ロデニウス大陸』を発見する。
大陸に存在する『クワ・トイネ公国』『クイラ王国』との国交締結により、日本は窮地を脱した。
それも束の間、大陸にもう一つ存在する覇権国家『ロウリア王国』が、『クワ・トイネ公国』『クイラ王国』に対し宣戦布告。再び訪れる危機に対し、日本はどう動くのか?
生き残りをかけた、国家サバイバルの行方は――

日本国召喚|小説家になろう

はい!この設定!もういい感じでしょう!

タイトルからも察しはつくんですが、日本自体が異世界に転移するわけです。

これのなにが良いかと言うと、

「異世界×自衛隊」や「タイムスリップ×自衛隊」などでよくある自衛隊の補給問題を解消している

ってところが良いんですよ。

いくら最新機器を装備してる自衛隊でも、備品を欠いたら戦力激減ですからね。

他の作品だと、補給がなくてジリ貧になる前に物語が終わったり、ジリ貧になるから現代知識で和洋折衷な装備や戦術を現地人に教えて戦力を補ったり、という工夫が見受けられます。

そんな中、日本国召喚は「自衛隊の補給問題?国ごと転移させて輸入したらええやろ!」という潔さが良い!

そして、周りは覇権国家だらけ!まさに異世界戦国時代!自衛するっきゃない!

戦記物に振り切っているのが良い

「日本国召喚」のなにが一番良いかっていうと、戦記物に振り切っているところなんですよ。

異世界に国ごと転移しちゃう設定をみると「国内の混乱の描写」や「インフラは?食糧問題は?経済は?どうなるんだ?」とか色々と想像が膨らみますよね?

はい!そんな描写一切ありません!

日本人の一般人のリアクションは皆無!

日本国召喚は、基本的に異世界人側の視点から「新興国家がでてきたから、見定めるために視察でもしてやるか」というスタンスで描写されます。

そのため、異世界の国との外交がメインで描写されます。

日本は異世界に対して配慮しまくるのですが、異世界の文化レベルは中世的で覇権国家が侵略戦争を仕掛けてくるような状況のため、日本の対応は舐められ侮られ相手にされません。

滅茶苦茶に要約すると下記のような具合です。


異世界人

「日本は属国なんぼあるんや?」

日本外交官

「 属国なんてあらへんで」

異世界人

「ハハッ!属国なしでっか!」

異世界人

(なんやこいつ雑魚やん!適当にあしらって攻め込んだろ!)


そんなこんなで外交が思ったようにいかず、異世界人から戦争を仕掛けられてしまうというのが毎度の流れです。

やってることは「俺TUEEE系」

いわゆる「俺TUEEE系」なんですよね。

自衛隊の補給問題は解消されているため、最新機器を使って異世界の軍艦を殲滅しまくって、危なげなく勝利しまくります。

国内の生活の描写はほぼありませんが、輸入問題は異世界の国との国交で解消しているため、自衛隊の補給問題は解消されている様子です。

そのため、砲撃し放題。相手の射程圏外からの砲撃で無双状態です。

これがまぁ小気味良いこと。

なにせ異世界人は日本のことを弱小新興国家の蛮族と侮る描写が多数ありますから。

そのあとに無双しまくるのはスカッとします。

ちなみに、「日本国召喚」の日本の外交は相手に配慮しまくっていて謙虚なので、主人公が無双して調子に乗りまくったり、「俺、また何かやっちゃいました?」ってやってしまうような俺TUEEE系とはノリが違います。

でも、やってることは、日本が外交下手で戦闘で無双しちゃう、という俺TUEEE系なんですよね。

日本国召喚はキャラに癖がない

「日本国召喚」にはこれといった主人公キャラはいません。

言うなれば、日本という国が主人公です。

「日本国召喚」で感情豊かなのは異世界人のキャラが多く、日本の定番キャラは外交官一人ぐらいです。

「日本国召喚」はキャラの魅力を掘り下げることはせずに、淡々と話が進んでいきます。

日本側は淡々と対処していき、それに対して異世界人が大仰にリアクションする、という具合です。

アニメやラノベ特有のキャラの癖は作品ごとに合う合わないがあるので、結構博打になりがちですが、「日本国召喚」についてはそういったキャラの癖がないので私は好んで読み進められました。

WEB小説は「小説家になろう」と「筆者ブログ」の2つ

原作のWEB小説は「小説家になろう」と筆者ブログ「くみちゃんとみのろうの部屋」で読むことができます。

ブログの方で先行して新作が公開され、誤字脱字を修正したのちに「小説家になろう」に掲載されます。

私も、続きが気になりすぎて、ブログの方に飛んで続きを読んだ口です。

書籍版は大幅に加筆されている

WEB版でも面白いのですが、書籍化された方を読むと「WEB版はダイジェストかな?」と思うぐらいにボリュームが増えています。

書籍の1巻は文字数が5万字(WEB版)から16万文(書籍版)に増えているそうなので、相当な加筆量であるということが伺えますね。

私は「小説家になろう」を全部読み、ブログに掲載されている分も読んだ後も読書熱が冷めなかったので、書籍を全部(1巻〜6巻)購入しました。

いやもう「初めから書籍版を読んだら効率的だったのに!」と思いましたよ。ほんと。

漫画はピッコマで無料で読める

漫画版はピッコマで無料で読めます。

ピッコマは「待てば¥0」という仕組みで、24時間ごとに1エピソードを読むことができる仕組みになっています。

そのため、時間をかければ全部無料で読むことができます。

流石に、最新刊のエピソードはすぐには無料にならないので、最新刊の一つ前までなら無料で読むことができます。

日本国召喚を購入できるサイト

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