【感想】図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

2020 6/05

『図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』を読みました!

この本は、本当に難しいことが書いてなくて「資産運用を始めたいけど、なにをどうしたらいいんだろう」という人のための入門書として、非常に優秀です。

目次

本の構成

本を構成する大項目は以下のようになっています。

  1. お金を安全に持っておく編
  2. ちょっとリスクをとって運用する編
  3. お金を使う編
  4. トクする制度を使って実際に買ってみる編
  5. 年金と確定拠出年金編

個人的には以下の3つのことを知らなかったため、とても興味深かったです。

『ちょっとリスクをとって運用する編』――投資信託の選び方の話
『お金を使う編』――医療保険に入る必要がない理由の話
『年金と確定拠出年金編――確定拠出年金について

お金を安全に持っておく編

この章では、国債や単利と複利の説明がされます。

国債の話

国債は、以前からなんとなく知っていた情報からとくに目新しさはありませんでした。
私の国債の認識は「銀行に預けるよりはマシ」というぐらいの認識でしたが、この章を読んでもその認識は変わらず、という状態です。

単利、複利の話

  • 単利は、元金に対しての利子がもらえる。
  • 複利は、『元金 + 今までの利子』に対しての利子がもらえる。
  • 複利で運用する時は、途中でお金をおろしたりせず、ずっと運用し続けることが基本。

複利のことは知っているつもりでしたが、今までちゃんとした説明を読んだことはなかったので、再認識できたという意味では有益でした。

複利の72の法則

複利で雪だるま方式で増えていく資産の計算は少し手間です。
この本では72の法則という計算式が紹介されています。

「72を『利率』で割ると『2倍になるまでにかかるおおよその年数』が出る」

『図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』

例えば、資産を毎年5%で運用する場合は72 ÷ 5 = 14.4となります。
資産が倍になるのは14年4ヶ月掛かる、というわけですね。
目から鱗です。
突き詰めると物事はなんでも体系化されているんですね。

ちょっとリスクをとって運用する編

この章は投資信託の話がメインです。
その中でも投資信託を選ぶ基準の話は、興味深かったです。

投資信託は手数料で選ぶ

投資信託を手数料を基準にで選ぶというのは、投資信託が上がるか下がるか、ということは誰にもわからないということを前提としています。
なぜなら、アクティブファンドもインデックスファンドも、過去の実績をみると然程かわらないから、だそうです。

「……ちなみに、過去の実績を見るとプロが運用するアクティブファンドの平均がインデックスファンドに勝ったことはほとんどない。私はこれを『運用業界の不都合な真実(その1)』と呼んでいる」

『図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』

プロがアクティブに運用しても大して変わらないなら、ラニングコストを基準に選べばよい、というお話です。
なるほどofなるほど。興味深い。

お金を使う編

この章では、家は購入か賃貸か、保険は必要か、という話がされます。
家を買うか賃貸にするか、というのは、他の書籍でも目にしていたので気になりませんでしたが、保険の話は知りませんでした。

高額療養費制度の話

私は、恥ずかしながら高額療養費制度という存在を知りませんでした。
高額療養費制度は、健康保険に入っている人なら一定以上の医療費を国が負担してくれる制度とのことです。
大体、9万円程度までの自己負担で済むらしいです。
仮に30万の治療費を支払ったら、高額療養費制度の申告を行えば、21万ぐらいは戻ってくるわけですね。

この本では、保険の手数料が勿体ないから、もしもの時のために貯金しておけばいいじゃない、という論旨となっていました。

「払った保険料の半分くらいは医療費以外に消えているわけだから、保険に入ったと思って保険料分を貯金したほうが、保険会社の懐に入る手数料分を貯金してることになって、はるかに合理的。いざというときは、そこから使えばいいからね。起こるか起こらないかわからないことのために1000万も払う必要ない」

『図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』

私は意志が弱いので、もしもの時の貯金ができる気がしないので、医療保険には入っておこうかと思います。

トクする制度を使って実際に買ってみる編

この章では、NISAについての話です。
NISAについては銀行でもよく目にしていましたし、目新しい情報はありませんでした。

年金と確定拠出年金編

この章では、国民年金、個人年金保険、確定拠出年金について説明されます。

国民年金は、私は払うべきものだと思っているので、特段思うところはありませんでした。
個人年金保険は、医療保険と同様の理由で入る必要はないとう論旨でした。

この2つについては、興味はひかれませんでしたが、確定拠出年金は興味深かったです。
恥ずかしながら、私は確定拠出年金という存在を知りませんでした。

確定拠出年金は、投資信託などの投資対象を自分で選んで、その運用成績によってもらえる年金が変わる制度です。
企業年金がない会社に勤めている人の上限額は23000円です。

この本によると、メリット・デメリットは以下のような説明がされています。
(大雑把に要約しました)

メリット:節税になる。掛け金が所得税控除となり、所得税と住民税が減る

デメリット:60歳まで下ろすことができない

メリットの節税効果がどの程度のものかを、一部引用します。

上限額の毎月2万3000円(年間27万6000円)まで年金の掛け金にして、さっき決めた毎年の積み立て額『100万円』のうち27万6000円は、確定拠出年金として積み立てていく。そうすると、その分、所得税控除が受けられる。所得税をざっくり20%と計算すると、年間で約5万円くらいの節税効果がある。

『図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』

おわりに

この本では、一つ一つの制度をあまり詳しくは掘り下げていません。

資産運用をしようと思い立ったばかりの人に、
「こういう制度があるよ」
「こういう仕組みがあるよ」
ということを提示してくれる入門書です。

私は半分ぐらいが知らないことでした。
読んでよかったと思います。

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