不妊症治療薬がもたらす性格への影響

2018 3/04

不妊症治療において、薬剤による治療は広く一般的に行われています。

しかし、同時に多くの副作用も多く報告されており、薬剤使用後の効果に個人差もあることから治療は慎重に行われています。

不妊症治療薬の副作用の多くが、身体的な影響を感じるものがあり、体のだるさや頭痛、吐き気などが挙げられます。

その他、無気力感やイライラ感、攻撃性の高まりなど、精神的な副作用があります。

もともとの性格までも変えてしまうことがあり、薬剤使用による副作用として自覚症状のあるもの以外にも、本人が気づかないうちに影響を受けているようというケースもあります。

目次

ホルモンバランスは性格に大きく関わっている

女性らしさ、男性らしさを作るために働いているホルモンですが、身体的な影響だけでなく、精神的な面でも大きな役割を担っています。

その例が、男女それぞれの性格的特性についてです。

女性の場合、女性ホルモンであるエストロゲンが優位になり、受動的、従順、穏やか、消極的、大らか、協調性がある、コミュニケーション能力が高いなどといった性格的特性が現れます。

男性の場合は、男性ホルモンであるテストステロンが優位になり、能動的、支配的、攻撃的、積極的、神経質、独立心が強い、コミュニケーション能力が低いなどの性格的特性が現れます。
こうした性別による性格的特性は、性ホルモンの分泌が高まる二次性徴期から顕著に現れ始めます。

薬剤やストレスによってホルモンバランスが崩れてしまうと、こうした男女それぞれの性格的特性に影響を与えてしまうことがあります。

不妊症治療薬はホルモンバランスを変化させる

不妊症治療薬は、そのほとんどが体内のホルモンバランスを変化させることで疾患の箇所を治療する目的で作られています。

女性ホルモンや男性ホルモンが過剰に分泌されているために何らかの疾患が起きているという場合には、原因となるホルモンの働きを抑制することで、症状を改善していく治療が行われます。

例えば、子宮筋腫の人の場合、治療のためには女性ホルモンの分泌を抑えるための薬剤を服用、または注射します。

その副作用として、女性ホルモンの働きが弱くなり、月経が来なくなる・体のほてりやイライラ感が増すなどの更年期症状に近い状態になることがあります。

これは、ホルモンの働きを変化させる薬剤を使用することによってもともとのホルモンバランスが変化し、身体的・精神的に不安定な状態になってしまうためです。

薬剤による不妊症治療は女性の方が影響を受けやすい

月経のある女性の場合、月経周期に合わせてホルモンバランスが大きく変動するというのが正常であり、日常的な体の変化でもあります。

そのため、ホルモンバランスが変化したことで体に様々な変化を受けることになれているため、ホルモンの働きに影響のある不妊症治療薬の効果を感じやすいのです。

男性の場合は、月経がないことが大きな理由ですが、日によってホルモンバランスが大きく変動するということはまずありえません。

そのため、ホルモンバランスに影響をもたらす不妊症治療薬の影響を受けにくいことがあり、そうした場合には女性と異なる治療方法が必要になります。

症状によっては、治療薬が効果的に働き場合がありますから、医師とよく相談したうえで治療方法を検討しましょう。

まとめ

男性らしい・女性らしい性格というのは、男女それぞれの性ホルモンが大きく関わっています。

女性が仕事に熱中し男性と同じように精力的に仕事をこなそうとすると、男性ホルモンの分泌量が増加し、攻撃的で神経質な性格なるということがありますが、これは状況や行動によってホルモンバランスが変化するために、性格にまで影響を与えてしまう例です。

不妊治療薬でも同じことが起こる場合があり、不妊治療中は他人の発言に過敏になったり、やや攻撃的な性格になるなどの変化がある人がいます。

こうした変化は、特に女性の場合に起こりやすく、使用する薬剤の副作用や影響について事前に医師によく確認した上で治療方法を検討するようにしましょう。

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