内分泌異常を検査するには、血液検査・精液検査

2018 3/04

女性・男性ともに、内分泌異常の有無を調べるためには血液検査を行います。

女性の場合は生理周期合わせて数回行われます。

男性の場合は、まずは精液検査を行い、異常が見受けられない場合にのみ血液検査を行うという病院もあります。

目次

女性の生理周期に合わせて行う内分泌検査の主な項目

・LH(黄体刺激ホルモン)・FSH(卵胞刺激ホルモン)

LH・FSHは脳の下垂体から分泌されて、卵巣に刺激を与えるホルモンです。

妊娠するために必要な排卵が正常に行われているのかを調べます。

 

・PRL(プロラクチン)

プロラクチンは産後に母乳を作るために必要なホルモンで、過剰に分泌される場合は生理不順や無月経症が引き起こされます。

 

・E2(エストロゲン)・P4(プロゲステロン)

妊娠するためにはどちらの働きも必要な、排卵を促すためのエストロゲンと、排卵後の卵子や子宮内膜を妊娠しやすい状態に整えるプロゲステロンの分泌量を調べます。

 

・テストステロン

エストロゲンの分泌量が低下している場合、男性ホルモンであるテストステロンが優位になり、多嚢胞性卵巣症候群などの病気が疑われます。

男性の内分泌検査の主な項目

・LH・FSH

これらのホルモンの分泌量に異常があると精巣機能障害が疑われます。

非閉塞性無精子症など、精子を作るための機能が低下、またはまったく精子を作ることができない状態かどうかを調べます。

 

・PRL

男性ホルモンのことで、分泌量が少なくなると、精子の量や運動量が低下します。

内分泌検査を受けられる病院選び

不妊症の原因を探るために病院を受診する場合、どの診療科や専門外来を選べばよいのかわからず、困ってしまうかもしれません。

それぞれの特徴をまとめましたので、受診の際の参考にしていただきたいです。

 

・産婦人科

妊娠・出産・産後のケアまでを一貫して行っているため、妊娠後もずっと同じ病院にかかることができ、病院を変える手間がありません。

大きな総合病院の場合は、生殖医療の専門医と連携してより高度な治療を受けることが可能です。

しかし、診察を待つ間、おなかの大きい妊婦さんや子供連れの他の患者さんの姿が気になってストレスを感じてしまう方もいるかもしれません。

 

・婦人科

妊娠後は安定期(妊娠5か月頃)に入るまで、産婦人科と同様の診察を受けることができます。

訪れるのは、婦人科系の病気や乳がんや子宮がんなどの健康診断を受ける方、妊娠初期の方がほとんどですので、他の患者さんが気になるという方も安心して受診できます。

男女それぞれにおける内分泌検査を行える病院と、そうでない病院があり、事前に調べる必要があります。

 

・泌尿器科

男女ともに受診することが可能ですが、どちらかというと男性の症状を診るのに特化した病院が多くあり、女性は少し行きづらく感じるかもしれません。

産婦人科などで検査をしてもらい、男性側にのみ不妊の原因があるとわかってから泌尿器科を受診するのもおすすめです。

 

・不妊専門医

「不妊症外来」「生殖医療外来」など名称は様々ですが、不妊症治療を専門に行う診療科があります。産婦人科を持つ大きな総合病院や、産婦人科を併設する個人病院などに多く見られます。

生殖補助医療を専門とする医師による診察を受けることができ、体外受精や人工胚移植、顕微授精などの高度な不妊治療が可能です。

しかし、専門医のいる医療機関はまだ大きな都市などに限られており、遠方に住む方には通いづらいという面があります。

検査費用

女性の場合は生理周期に合わせて数回血液検査を行い、一度の検査料で1,000~7,000円前後です。男性の場合は7,000~10,000円前後です。

いずれも内分泌異常のみを調べる場合の料金の目安で、そのほかに超音波検査や精液検査などを同時に行う場合は+10,000円前後かかります。

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