妊娠したいと思ったら結婚前の「ブライダルチェック」を受けよう!

2018 3/04

「ブライダルチェック」という言葉をご存知でしょうか。

主に、結婚を控えた女性が受ける婦人科検診のことで、すぐに、または将来的に妊娠したいという人が多く受けるようになり、ここ数年で一気に認知度が高まっています。

ブライダルチェックは、「自分の体は健康なのか」「妊娠したいと思うができるのか」という疑問や不安を解消してくれます。そのため、将来自分の子供がほしいと思うのであれば、できるだけ早く受けてほしい検査です。

見落としがちな婦人科系の病気の発見につながることがあるため、ぜひ積極的に受けてほしい検査です。気になる検査項目や費用、検査を受けることのメリットについてご紹介します。

目次

主な検査の手順

以下が産婦人科医による主な検査の手順です。

  • 問診
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 視診
  • 内診(超音波検査含む)

問診

まず、生理の周期や生活習慣、これまでの病歴や妊娠歴、パートナーの健康状態などを質問し、生理が順調に来ているか、何か体に自覚症状のある異常がないか、生活習慣が原因で疾患の可能性がないかなどを細かく確認します。

尿検査・血液検査

その後の尿検査、血液検査では感染症や貧血の有無、ホルモンの異常がないか、腎臓や糖尿病の恐れがないかなどを調べるもので、同時に性病の検査も。

視診・内診

医師による視診や触診で、性器の奇形などがないか確認したあと、おりものを採取して感染症やがんの可能性がないか検査します。最後にエコーを使って子宮内膜や卵巣の状態などを確認します。

検査の費用

健康診断のため保険が適用されず、自費負担となります。

およそ20,000円~40,000円ほどですが、病院で実施している検査項目の違いなどから、多少高額となる場合もあるため、事前に受診する病院に概算を確認しておきましょう。

検査を受けることのメリット

普段の生活で自覚症状のないまま見過ごしてしまっている病気を発見することができます。

例えば、甲状腺機能の異常や、子宮内膜症、子宮頸がんなどです。これらの病気は進行を放置しておくと将来的に妊娠できる確率を低下させてしまうため、早期発見が大切なのです。

検査のチェック項目

検査のチェック項目や、検査で分かる体の異常や病気は具体的にどういったものなのかについて詳しく解説します。

健康状態

今までどのような病気にかかったか、また持病の有無、アレルギーがあるか、薬の服用状況、毎日の便通や睡眠時間などを聞き取りします。

生活習慣

起床・就寝時間や携わっている職業、食事や嗜好品の内容、飲酒や喫煙の習慣があるかなどを確認します。

生理の状態

初潮は何歳だったか、生理日数や周期、経血の量、月経痛の強さや自覚している生理の異常がないかを調べます。

家族の健康状態

パートナーや両親兄弟などの親族に疾患がないか、また健康状態は良好かどうかの確認があります。

このほか、これまでの妊娠、出産、流産の経験の有無とその時の年齢を確認します。

検査で分かる体の異常や病気

超音波検査で分かる婦人科系の病気は、例えば、以下のものがあります。

  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 卵巣腫瘍
  • 子宮頸がん
  • 子宮体がん

いずれも、自覚症状のあるなしにかかわらず、放っておくと不妊の原因になる病気です。

子宮内膜症や子宮頸がんは20~30代の女性に多く、気づかないまま症状を進行させてしまうことがあります。

将来妊娠したいと考えている女性にとって、病気の早期発見と治療に役立つため、とても大事な検査です。

このほか、超音波検査と同時に膣内の分泌液を採取します。

この検査では、以下のような病気を発見することができます。

  • HIV
  • 梅毒
  • クラジミア
  • トリモコナス
  • 淋病
  • 膣カンジダ症

これらの病気があると、妊娠しずらくなってしまうだけでなく、もし妊娠しても生まれてくる赤ちゃんに影響が現れてしまいます。

そのため、できるだけ早く検査を受けて、自分の体のことを知っておいていただきたいです。

おわりに

ブライダルチェックで「もし体の異常や病気が見つかったらどうしよう」と怖くなって、受けることができないという方もいるかもしれませんが、検査を受けて、何も不安がない状態で妊娠できるほうが、はるかにメリットがあります。

妊娠に向けて、自分の体を知るいい機会でもありますから、ぜひ前向きに考えてほしい検査です。

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