なかなか妊娠できないという女性の多くが、生活習慣に問題があり、そのせいで不妊症に陥っています。
毎日の何気ない食事や行動が不妊の原因になることが多く、妊娠を妨げているのかもしれません。不妊になる生活習慣とはどのようなものなのでしょうか。
脂っこい食事を好む
食の欧米化により、揚げものやスナック菓子などの脂っこい食品をとる機会が増えました。
現代人は「油味覚」とも言われ、「うま味」よりも油の味をおいしいと思うようになったとも言われています。
毎日無意識にそういった油分を多く含む食品を摂取している人が増えたことが妊娠しずらい体を作ってしまっているのです。
脂っこい食事ばかりだと、体内の活性酸素が増回し、老化が早くなります。
それは卵巣などの臓器にも影響があり、卵細胞の老化にもつながります。
また、血中のコレステロール値が高まると血管の病気になりやすくなり、血流を悪くしてしまいます。
そのせいで卵巣や子宮などに血液が十分に届かず、不妊の原因となってしまうのです。
不規則な生活
毎朝決まった時間に起床し、三食きちんととり、夜は早めに就寝するという基本的な生活サイクルができていないことが妊娠しずらい体を作ってしまうことがあります。
働く女性が増えたことで、仕事で帰宅が遅いなどの理由で十分な睡眠がとれていなかったり、夜勤をしている場合は昼夜の感覚がずれてしまい、生活習慣が不規則になりがちです。
不規則な生活を送っていると、体内のホルモンが正常に分泌されなくなるなどの異常が起こり、不妊症になりやすくなってしまいます。
夜10時から朝2時までの4時間は「睡眠のゴールデンタイム」とも言われるほど、睡眠中に重要なホルモンがたくさん分泌される時間帯です。
しかし、この時間に毎日必ず寝れているという人はなかなかいないと思います。
仕事や家事など、様々な理由でこの大事な時間に睡眠をとれていないことが、不妊症に悩む女性が増えた原因の一つといえます。